我が家は、完全分離型二世帯住宅を建てるために土地の買付&契約をして、ハウスメーカーの選定を行いました。
しかし、住宅ローンを借りれなければ土地の購入も二世帯住宅も建てられません。
フリーランスの悩みとして住宅ローンの審査が通らないという話をよく聞きます。
世帯や売上によって異なると思いますが、私が複数の金融機関にローン審査をした結果を書きたいと思います。
我が家の家族構成
私 フリーのシステムエンジニア(2年目)
妻 会社員(勤続7年ぐらい)
子供 保育園
私はフリーランスになって確定申告を1期しかやっていませんが、連帯保証人の妻が会社員なので、なんとかなるのではないかという軽い気持ちで、金融機関を回りました。
待っていた厳しい現実
まず、ネットの住宅ローン一括見積サイトからネット系銀行複数社に申込みしました。
結果は、ネット系銀行は全滅でした。
恐らくネット系銀行は会社員3年や自営業3年といった一律の条件をクリアしていないと審査せずにNGといった感じでした。
一括見積サイトから申し込んだ瞬間にネット系銀行からNGのメールが届きました。
これは審査コストダウンの為に可能性の低い人を除外しているのだと思います。
ネット系銀行は金利や初期費用の安いので、是非利用したかったのですが残念です。
近所の金融機関を訪問
まずは10年以上メインバンクとして利用している赤いメガバンクの支店へ行きました。
住宅ローンの担当者が不在だったらしく、不慣れな行員がマニュアルを読みながら事前審査の仮申込書に記入をしていきます。
何度も仮申し込み書を持って事務所の奥に行ったり帰ってきたりで、1時間以上待たされた挙句、「会社を辞めてから確定申告3期やっていないとダメです」と言われてしまいました。
そこがネックだとわかっていたので、最初にその旨を伝えたのですが、その時は理解できなかったようです。
続いて近所の地方銀行の支店へ行きました。
フリーランス2年目という事を伝えましたが、担当の方が「審査に出してみないとわかりませんが頑張ってみます」と言ってくれたので、審査をしてもらいました。
結果は、保証会社の審査が通らずNGでした。
メガバンクと地方銀行2連敗で心が折れかけましたが、銀行がダメなら信金にしようと思い中小企業の味方の信用金庫に行きました。
地方銀行の時と同じように担当さんが「審査に出してみます」と言ってくれたので審査をお願いしました。
結果は、保証会社の審査は通らなかったので、通常の住宅ローン(ポスターやチラシで宣伝している金利の安いやつ)は使えないが、プロパーローン(保証会社を利用しない)ならOKとの事。
しかし、プロパーローンは金利が2%代と現在1%を下回る各銀行の住宅ローンと比べると厳しい条件です。
地方銀行のローンセンターへ
近所に地銀の住宅ローンを専門に扱っているローンセンターがあります。
実は、土地を探す前に一度相談へ行って、「審査は出してみないとわかりませんが大丈夫だと思います。」と言われていました。
しかし、相談した時よりも融資希望金額が大幅に増えている為、審査に出してみないとわからないとのことでした。
融資希望金額が大幅に増えてしまった理由は、土地の値段が予算より高かった事と、土地が準防火地域なので準耐火仕様の建物にしなければならず建物価格が高くなった為でした。
ちなみに準耐火仕様への変更は、県民共済住宅で110万円のプラス、ハウスメーカーB社では250万円のプラスでした。
以前、相談させていただいた担当の方に融資希望金額が大幅に増えた理由を説明し審査をお願いしました。
結果は、保証会社の審査が通り融資OK!
融資条件もフラット35よりも良いので、こちらで住宅ローンの申し込みをする事に決めました。
金融機関をまわってみて
やはりフリーランス2年目という事で住宅ローンを組むのはなかなか厳しいと感じました。
しかし、フラット35や信用金庫のプロパーローンがあるので、決してフリーランスは住宅ローンが無理ということではないと思います。
そして、今回強く感じたのは、住宅ローンセンター担当者のレベルの高さです。
住宅ローンの審査を通るには、保証会社や社内稟議で提出する書類が通るかどうかです。
もちろん借り手の属性が重要ですが、金融機関の担当者が作る書類も重要なんだと思います。
一人の人が同じ銀行で住宅ローンを申し込んでも担当者によって審査が通ったり通らなかったりすることがあると元銀行員の方から聞きました。
住宅ローンセンターの担当者は、住宅ローンを専門に扱っている為、支店の担当者よりも話がスムーズでしたし、審査書類の作成も上手いのだと思います。
住宅ローンの審査が通らないで困っている方や良い条件で借りたい方は、銀行の住宅ローンセンターに行ってみる事をおすすめします。
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