こんにちは。お得が大好きな遊人です。
以前の記事でフィリピンの不動産に投資した理由を書きました。
その中で「人口増加に伴う経済成長への期待」という理由がありました。
私がフィリピンの人口増加が続くと思っている理由は、出生率の高さです。
出生率とは
出生率とは、女性 1 人あたりの平均出産人数です。
各国の医療レベル等の違いによって上下しますが、出生率が2人ぐらいを境に低ければ将来は人口減少で高ければ人口増加すると考えられています。
周辺アジア各国との比較
日本から近いアジア諸国を投資対象と考えた場合の近隣各国の出生率の推移を表したグラフが以下になります。
1960年~2013年、データ元:世界銀行
フィリピンが3.04と最高で、香港の1.12が最低です。
出生率が高い要因
出生率が高い要因の一つとして宗教上の理由が考えられます。
外務省のデータでは、国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%、イスラム教は5%となっています。
国民の多数を占めるカトリックでは、人工妊娠中絶が禁止されており、避妊も悪いこととされています。
また、「子沢山=幸せ」という価値観が古くからあると言われています。
経済成長への影響
高すぎる出生率は非労働人口の割合を増やし経済成長の足かせとなっています。
実際に貧困家庭での出産が多く、さらなる貧困層を産んでいます。
しかし、2012年12月に避妊具の使用などを促進する人口抑制法が成立しました。
これにより貧困家庭の多産が抑制されていけば、さらなる経済成長が期待できるでしょう。
このような現状から、今後の経済成長と人口増加があたえる不動産価格への影響は、当面明るい材料が続くとみています。
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